i-fm茨城放送は、FM水戸局94.6MHz、日立局88.1MHz、AM水戸局1197kHz、土浦・県西1458kHzで茨城県内をカバーするラジオ放送局です。

番組審議会議事録概要

平成27年12月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
平成27年12月16日(水)
AM10:30~PM0:00
開催場所
茨城放送本社会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 (*)
  • 米 倉 達 広 (・)
  • 鷲 田 美 加
  • 武 山 忍
  • 菊 地 克 幸
  • 小 西 俊 一

茨城放送出席者

代表取締役社長
北 島 重 司
常務取締役兼業務局長
高 橋 正 良
審議室長兼業務局編成制作部長兼番組ディレクター
鴨 川 貴 史
議題
「先輩からのメッセージ」 
(放送日時:9月27日 午後7時30分~午後8時00分)

委員からの意見

 

委 員

企画の運営とダイジェスト版の放送を茨城放送が県から委託されているということで、茨城放送としても力が入っていることと思う。そして、茨城県は良い事業を行っている。県と放送局の連携で良い番組だ。講演会というと年配の方が比較的多い中、若い人達に近い年代の方の講演を聞くことは良いことだと思う。学校の先輩の話はいろんな意味で刺激になる。講演内容の感想としては、宮嶋氏はエデュケーター(教師)でもあるらしいが、エデュケーターであるがゆえのメリット、デメリット両方を感じた。講演前にアンケートを取り、相手の考えを把握しておくことにより、無駄のない話が出来ていたことはメリットだろう。しかし一方では、話のスピードが速かったり、聞きたくない人は途中で退出して良いと言ってしまったり、物事がスムーズにいかない人に対してフォローするような意見、考えがあまり無かったのはエデュケーターであるがゆえのデメリットだと感じた。番組最後の生徒の反応は、全て優等生的な感想だった。反論的な感想はなかったのだろうか?違う意見もあると良かった。

委 員

このような企画は、出演者の人選が全てだと思う。私は、この方の話は聞かずに寝ているタイプだ。理由としては、若い人を前に、成功談を中心に話をされても共感を得られないと思う。ご自身は挫折したと話しているが、挫折と受け止められなかった。順調な人生を歩いている人が後輩に自慢話をしているだけのように感じた。しかし、このような先輩から後輩にメッセージを伝える企画は大変良い企画だ。生徒の感想で「身近に感じた」という言葉があったように、先輩後輩という立場の人達が話し手聞き手で、場所は母校となると、双方で親近感を覚え、より掘り下げた内容になるので、このような場は非常に大切だ。運営や制作は難しくなるかもしれないが、一方的に話す講演ではなく、後輩と先輩の会話でのやりとりで後輩に引き出してもらうという形式、生でのやり取りの方がラジオとしては面白いのではないだろうか?講演内での自己紹介で、おおよその年齢はわかったが、プロフィールのようなものを事前にナレーションでの紹介があった方が良い。

委 員

これからの茨城を支える世代に対して茨城に誇りを持てるように、色々な分野で活躍している方々に母校で講演をしてもらうという茨城県の事業の趣旨が良い。そして、それを多くのリスナーに聴いてもらおうという趣旨にも共感する。長く続けて欲しい番組の1つだ。宮嶋氏には個性的な印象を持った。グローバル化が進む中で日本人として、あるいは茨城人として、郷土愛をもって世界に出ていく人材の育成も、企画の大きな目的、目標になっていると思うが、その目的に沿った番組になっていることも感じた。そして、宮嶋氏は、自身の経験を通して後輩に伝えられることを的確に伝えており面白いと感じながら聴いた。この企画の肝は人選であり非常に重要だ。講演50分間がリスナーに耐えられないような話しぶりや内容であった時に編成が課題になる。今回に関しては、番組全体が、卒業生と在校生だけにフューチャーしてシンプルな作り方になっていたのが良かった。

委 員

素材自体に新鮮味はない。しかし意味のある企画だ。長く続けてほしい。著名人や成功された県内の方が母校に行き後輩達に生で話をするのは、自分の在籍している学校から、こんな人が出て、こんな体験をしてきたんだと、知り触れ合える事は意味のあることだ。生徒達のその後の人生経験に少なからず影響を与える。そして、放送を通じて様々な人に聴いてもらう事にも意味がある。宮嶋氏をこの放送を通じて多くの県民が認知するきっかけとなり、放送することの意味を強く感じる。宮嶋氏は、日立一高出身という事で、日立市が宮嶋氏を知る良い機会にもなった。話自体は50分間の中のほんの短い部分で、おそらく一番大事なところが一言二言で終わってしまっているので、興味を持って聞いていた生徒には、物足りなさを感じた可能性がある。ただ、講演会の趣旨は、「とにかく一生懸命続けてみることが大事」という事を伝えたかったのだろう。そのことは伝わる内容になっていた。番組の構成については、50分の講演を30分に制作する場合、一般的にはナレーションの説明等で繋ぐことが多いが、今回の作り方はナレーションを付けていない。話の流れはスムーズに繋がっているし、編集で短くなっているわりには聴き易かった。番組最後の生徒達の感想部分では、生徒たちはマイクを向けたら優等生的な応えをする人が多いのかもしれないが、使える内容と使えない内容を選択して制作しているのだろうと思う。しかし、ラジオでそれをやると、単なる講演会の放送になってしまい。生徒達の反応が一切伝わってこない。先輩からのメッセージの趣旨は先輩から後輩にどう伝わったか?ということだと思うので、広く意見を伝えて欲しい。より良い放送を望む。 

委 員

番組の趣旨は、郷土茨城に対する愛着や誇りを持てるように、茨城にゆかりのある人に講演してもらうということだと思う。今回は、日立一高出身のジャズコンポーザー宮嶋みぎわさん、母校で講演したものの収録ということで・・。茨城県の場合は、ご存知の通り、民間会社が行っている魅力度ランキングが最下位ということで、自県への愛着度が低いのかなと常々思っているが、このような事業は、故郷への思いを意識した教育の一貫になるだろう、どんどんやって頂きたいと思う。地元放送局の果たすべき役割としても、このような教育への支援は、どんどん積極的にコラボを組んで実施してほしい。子供にとって何かの動機づけにはなるでしょうし、モチベーションアップには繋がると思う。後輩たちの受けとめ方は、皆さん仰るように優等生的な意見は、やむをえないのかもしれない。今どきの子供なので、このような受け止めなのかなぁと思うが、宮嶋氏も躓いているのだから、その辺に言及した意見が無かったのは寂しく感じる。今の社会を象徴しているのかなと思いながら聴いた。構成については、宮嶋氏は、本当に早口で情報量としては、ものすごいと思う。テキストに起こしたら大変だ。それをダイジェストに編集するのは大変だったと思う。聴く範囲では、宮嶋氏のメッセージは十分に伝わった。ただ、後半部分の宮嶋氏のヒートアップしたニューヨークでの話などは、運転しながらなど、何かをしながらのリスナーには、大変短調だったのではないだろうか?適宜ナレーションを入れるなどの工夫で、リスナーが聴きやすくしていただけたら良い。あるいは、フロアーに降りて行って生徒とやりとりをしている場面などもあったのではないだろうか?そういった内容を入れて変化をつけたらどうだったろうかと思った。

委 員

現在の中高生は、社会の情報は年々増えているにもかかわらず、進路を決める時期が若年化していて、進路選択がミスマッチとなる可能性も(潜在的に)増加していると思われる。また、この選択が出来ずに何に向かって努力したら良いか決められずに努力するのを怠るモラトリアム状況も蔓延している。この「先輩からのメッセージ」は数年前から行われていて、日立一高の中高生に対する同校OB、OGの熱いメッセージを届けようとする、とても良い事業であり、放送で取り上げたことは評価すべきである。なお、この放送では、上手に編集されていて、1時間以上の講演全体が一つのまとまった30分の小講演のカタチになっていた。
2015年12月30日
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