i-fm茨城放送は、FM水戸局94.6MHz、日立局88.1MHz、AM水戸局1197kHz、土浦・県西1458kHzで茨城県内をカバーするラジオ放送局です。

番組審議会議事録概要

平成28年4月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
平成28年4月27日(水)
AM10:30~PM0:00
開催場所
茨城放送本社会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 (*)
  • 米 倉 達 広 (・)
  • 武 山 忍
  • 小 西 俊 一
  • 菊 池 克 幸
  • 池 元 和 典

茨城放送出席者

代表取締役社長
北 島 重 司
常務取締役兼業務局長
高 橋 正 良
審議室長兼業務局編成制作部長
鴨 川 貴 史
議題
「佐咲紗花の花咲キラジオ」 
(放送日時:毎週土曜日 22:30~23:00)

委員からの意見

 

委 員

公開放送の一部を交えながら、リスナーに語りかけるようなトークが良い。自然に何気なく話している中にも相手への気遣も感じる。しかし、トークのスピードには付いていけず、特に公開収録時の様子は話の内容が理解できなかった。アニメの内容を知っている人達には通じるだろうが、一般のラジオのリスナー等にはわかりづらい。アニメファンを意識しての番組であり、話し方もアニメファン向けだとは思うが、YouTubeの佐咲さんのコメントでは“早口だけどわかりやすい話し方を目指しています!”と言っているので、話し方の工夫もあると良いのではないだろうか?しかし、アニメファンに特化した番組も理解できるし、そのファンが多いことも承知している。放送時間については、夜10時から10時30分という遅い時間に設定しているが、アニメのリスナーには良い時間帯なのだろうか?

委 員

アニメファンのアイドルである佐咲紗花さんを獲得できたことは人脈があってのことなのだろう。アニメファンは300~1000万人いると言われており、マーケットとしてはニッチと言えないくらいになってきた。そういう所を上手く捕まえられたかなと思う。公開収録におよそ90名が来場、半分以上が県外からとのこともうなずける。アニメファンは、お金もエネルギーもかなり費やす人が多いらしいが、アイドルなどをたてると集客力は上がるのだろう。佐咲さんのエピソードを他人事でなく私事のように変えてしまうようなトークはアニメファンの共感を得られるのだろう。アニメファンの文化なんだろうと思う「花ラジは…」で始まりラジオネームをつぼみネームと言い換える手法は、アニメファンの心をつかんでいる。また、喋りがスピーディで、このようなインタラクションがあると、さらにトークが加速して良いのかなと思う。お悩みコーナーでは、広島から大阪に佐咲さんのライブを見に行くという孫もいる50歳のファンを紹介したが、こういう人たちが最近は出てきていると感じた。佐咲さんの熱く楽しいトークはキュートさもあり、アニメファンを増やし、よりコアな人達を増やしていくと感じる。きわめてアットホームだ。アニメに興味のない人は付いていけないと思うが、コアな人たち、ニッチな市場は非常に大きくなっているなと感じる。それを裏付けるように、山口放送に続いてラジオ関西でも放送されるようなので、茨城放送、茨城県という観点からも地域の情報発信には有効だ。茨城発のニッチな分野が全国の様々なところで評価され、各地で情報発信ができれば茨城県のステータスブランドにも繋がる。

委 員

“マスメディア”は、広く浅くという考え方を基本に物作りをしていると思うが、それを上手く逆手にとっている。良い意味で内輪受けをしていると思う。アニメの世界を知らない者には入り込めない雰囲気が、アニメに詳しいリスナーや好きなリスナーにとっては、秘密結社に集まっているような高揚感をもつのだろう。広く浅くより、より先鋭化する
ことで、番組ネットやラジコなどで聴いている日本各地の熱狂的なファン(秘密結社)が逆に広がっていくのではないだろうか?茨城放送の中では数少ない茨城の地域性が感じられない番組と感じる。パーソナリティが秋田出身ということもあり、全国のコアなリスナーに支持される理由なのだろう。アニメは通常映像メディアなので、アニメやアニメソング、キャラクターのことを知っていないと聴いているだけではわからない。それらの前提がないとわからないというのも熱狂させる秘密の1つなのだろう。この番組はツイッターでも発信されているようなので、リスナーと放送局の繋がり、一体感を演出しているのだろう。

委 員

コアなアニメファンをターゲットにした番組だと思うが成功していると思う。このような番組はラジオとの相性が良いのではないだろうか。興味がない人にはわからない世界だが、メジャーなアニメであれば多少理解でき、全く分からないアニメに関して盛り上がって話しているのを聴いているだけでも楽しめると感じた。公開収録の内容は以前にも何度か取り上げてきたが、これだけ来場者の反応が良い番組も珍しい。来場者の笑い声や相槌などから、公開収録している一体感を放送から感じた。佐咲紗花さんは自身のことをアニソンシンガーと名乗っていることにも新鮮さを感じた。以前はアニソンシンガーに誇りをもっている歌手は少なかったと思う。そのようなところにもアニメファンの心を掴むことに繋がっているのかもしれない。ライブなどの経験もあり、お客さんとのやりとりが上手い。番組開始2年とのことで、公開放送以外のトークもまとまった内容である。

委 員

公開収録にはアニメの熱烈な愛好家90人の集客があり、半数は県外からだったとのことだが、数年前に水戸で行われた「コミックマーケット」を思い出した。どのような分野にも根強いファンが潜在的にいて、そのような人達を対象にラジオに耳を向けてもらう契機になる番組だ。関西でも聴けるのは、広がりができてきている印象だ。いずれにしてもアニメファンにターゲットを絞った番組は潔い。冒頭のあいさつは公開収録らしく元気で良い。50歳の方からのお悩み相談に応えていたが、50歳の方でもアニメの
分野を楽しんでいることを知った。そのような方が沢山いるのだろう。そういう時代なのだろう。佐咲紗花さんの魅力が大変あふれている番組だ。最後の頃に、「電波の向こう側の皆なのことを思い今後の収録に臨む。今回の収録が新たな活力になる。盛り上げてくれてあるがとう」というのがあったが、彼女のアニメに対する誠実さも見えて、好きな人にはたまらない番組だろう。また、大洗とのコラボアニメの「あんこう音頭」を歌っているので、茨城発で茨城のPRも望む。

委 員

いわゆる「アニソン歌手」として歴代の茨城放送パーソナリティの方々とはまた異なった広くコアなファン層を有していること、山口放送やラジオ関西での放送により本県(「茨城」)の認知度が低いとされている関西以西での「茨城放送」や「水戸のスタジオ」の名前が露出できることを通じ、茨城放送としての新たなリスナー獲得と知名度向上が大いに期待される番組ではないかと考える。パーソナリティ個人の資質的な面については,(公開スタジオでの時折の話し方を聞く限りでは,元々はやや太く低い声かもしれないが)甘く優しい語り口や声優のような話し方、語り口の使い分け,さらにはリスナー(公開収録参加者)を巻き込むようなコメントや切り返しなど、人を引き込む力を大いに持った方ではないかと思われる。番組内容やリクエストテーマ等の面では,軽く入りやすいものを取り上げることなどにより、リスナーにとって,単に聞くだけでなく参加したくな
るよう番組とすること、リスナーに、後に引かせず、爽やかな印象を残すこと、また、次回の視聴にもつなぐような仕上げとなることに努めているように感じた。以上のことから、分野が異なるので難しい面も多いが、まずはアニメファンという固定的かつ独特な層を中心としつつも、アニメ「ガールズ&パンツァー」と大洗町の関係のように、佐咲さんやファンの方々と茨城放送との間に、ホームグラウンド感や他番組・会社全体への興味の拡がりをいかに確保・発展させていけるかということも含め期待値の高い番組ではないかと思われる。
2016年04月30日
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